はり・きゅうを施す場所を『ツボ』といいます。
頭からつま先まで、経絡に沿って至る所に
365の『ツボ』が散在しています。
経絡を“線路”、ツボを“駅”と考えると
わかり易いかもしれません。
心身のどこかに不調がある時、この『ツボ』に
□圧痛(押して痛いところ)
□硬結(グリグリして硬いところ)
□陥下(へこんで軟らかいところ)
といった、病的変化が現れます。
この変化を目標に はり・きゅう を施すのです。
鍼灸治療は、肩こりや腰痛に対する
局所的なアプローチはもちろんのこと、
疾患に関連したツボを外から刺激することによって、
体の内側(内臓)の病気を治すことや、
変調を整える作用もあります。
また、薬の使用や外科的処置をせずに行えて、
副作用もなく、身体に優しい治療法です。